梅雨時期の湿気対策
こんにちは。サードブレインです。
本格的な雨の季節がやってきましたね。洗濯物も乾かないし、髪の毛はうねるし、ジメジメした空気やどんより暗い空に影響されて気持ちまで沈んでしまいがち・・・。建物も、湿気によるカビや腐食などで傷んでしまいます。とはいえ、雨は人間をはじめとする生物や植物が生きていくうえで必要不可欠なものです。万が一の災害にも備えつつ、できるだけ快適に雨の日を過ごせるよう工夫してみましょう! ご家庭でできる湿気対策について、ご紹介します。

1.湿度が高いとどうなる?
湿気がたまりやすい家は、日当たりがよくない・風通しが悪い・ぬいぐるみ等が多い(湿気を含みやすいものがたくさん置いてある)などの問題点が挙げられます。生活するのに適正な湿度は40~60%で、これを超えたり下回ったりすると生活環境や体調に悪影響が出ることがあります。
湿度が高すぎると
- 発汗による体温調整機能が低下し、熱中症になりやすくなる
- アレルギー疾患や感染症などの原因となるカビが発生しやすくなる
- 梅雨~夏にかけては、ゴキブリ・ダニ・ムカデ等の害虫が発生しやすくなる
などの影響があります。
一方、湿度が低すぎると
- 呼吸器系の粘膜が乾燥して、風邪などのウイルスが体内に入りやすくなる
- 髪や肌が乾燥し、パサつき・肌荒れ・かゆみの原因になる
- 静電気が発生しやすくなる
といった影響があります。

2.湿気対策の王道 “換気&除湿”
- 窓を開けて換気する
湿気対策といえば一番に思いつくのが“換気”ですね。換気することにより、室内にたまった湿気の逃げ場をつくって空気を循環させます。対角線の方向の窓を2ヶ所以上あけて、1時間に1回・5~10分程度が目安です。換気扇を併用するのもおすすめで、その場合は換気扇より遠い窓を開けて空気の通り道を作るのがポイントです。雨の日は、窓を開けて換気をすべきか悩むところですが、室内に雨が入ってくるほどの大雨でなければ換気した方が良いとされています。
- 扇風機やサーキュレーターを使う
クローゼットや押し入れなどの窓や換気口がない場所は、扇風機やサーキュレーターを使って湿気を逃がします。風が通りやすいように収納してある物を少し動かして、奥の方へ風を送り込むようにすると良いでしょう。
- 除湿剤を置く
下駄箱やシンク下など扉のある密閉された空間には、市販の除湿剤が有効です。水分を含んだ空気は重たく、湿気は下へ下へとたまっていくので、除湿剤はなるべく下の方に置きましょう。ぎゅうぎゅうに詰め込んで収納するのではなく、すのこなどを利用して隙間をつくって空気の通り道を確保しておくと、除湿剤の効果がさらに高まります。こまめにチェックして、容器に水がたまったら放置せずに交換しましょう。クローゼットや押し入れにも有効ですが、広い空間の除湿には向かないので注意しましょう。
市販の除湿剤のほかに、重曹でも除湿ができます。口が大きな容器に重曹を入れ、空気を通しやすいガーゼなどで蓋をして置いておきます。おしゃれなデザインの容器やリボンなどを使って、素敵なインテリアになるようアレンジしてみてもいいですね。

3.おすすめのカンタン湿気対策
他にも、炭や新聞紙で湿気対策ができます。
炭には無数の穴が開いており、その穴が部屋の中の余分な湿気を吸収してくれます。炭は消臭効果も期待できるので、梅雨時期の嫌な部屋干し臭などにも効果的です。ただし、2~3本ただ置いておくだけではあまり効果はありません。大きめの竹籠などに炭をまとめて入れて置くと、おしゃれなインテリアとしても楽しめるでしょう。
湿気を吸収した炭は時々お手入れが必要です。沸騰させたお湯に炭を入れ、10分煮て乾燥させると吸湿性が復活するので試してみてください。
見栄えはあまりよくありませんが、新聞紙を一度手でくしゅくしゅにしてから広げて、押し入れやクローゼットに敷く方法も有効です。また、丸めて靴の中に入れて一晩おいておくと、湿気だけでなく消臭にも効果的です。
一番手っ取り早く湿度を下げられるのは、やはりエアコンの除湿機能ですが、室温も下がってしまうので梅雨時期には寒く感じてしまうかもしれません。体を冷やさないように気を付けてくださいね。
上手に湿気対策をして、梅雨の時期を快適に過ごしましょう。
