うなぎで夏バテを吹き飛ばそう!
こんにちは。サードブレインです。
毎日35度を超えるような暑い日が続きますが、皆様体調を崩されていませんでしょうか? 熱中症対策はもちろん、長い夏を乗り切るためにはしっかり栄養を摂ることも大切です。
夏といえば・・・そう、”土用の丑の日”のうなぎですね。
1.”土用の丑の日”とは?
”土用”とは季節の変わり目のことで、夏だけではなく春夏秋冬すべての季節にあり、暦によって毎年日にちが異なります。一般的にうなぎを食べることで有名なのは、夏の土用です。2025年の土用の丑の日は7月19日と7月31日の2回あります。

2.なぜ、うなぎ?
夏にうなぎを食べよう!というのが広まったのは、江戸時代だと言われています。うなぎ屋から”夏は売り上げが落ちて困っている”と相談された平賀源内が、店先に”土用の丑の日にうなぎを食べると夏負け(夏バテ)しない!”と看板を立てたところ、たちまち店が大繁盛したので他の店も真似するようになり、土用の丑の日=うなぎが定着したそうです。
また、万葉集にある大伴家持の歌に”夏バテにはうなぎを食べるといい”という内容のものがあることから、ウナギは夏の栄養食として親しまれていたという説もあります。とくに夏の土用は、厳しい暑さや高い湿度で雑菌が繁殖しやすいなど昔から体調を崩しやすい時期なので、うなぎで夏バテ予防とはエアコンのない時代の生活の知恵ともいえるでしょう。
うなぎには、DHA・EPA・カルシウム・ビタミンA・ビタミンB1・タンパク質などさまざまな栄養素が含まれています。注目すべきは、うなぎのかば焼き一切れ(100g)の中にビタミンB1が0.79mgも含まれている点です。成人のビタミンB1の推奨量が1日約0.8~1.2mgなので、充分摂取できますね。

3.市販のうなぎを自宅でおいしく食べるには
土用の丑の日が近づくと、スーパーなどでのぼりが立ち、うなぎのかば焼きがずらっと並びます。店頭で焼いていると、食欲をそそられるような香ばしい匂いがしますよね。うなぎのかば焼きを買ってご自宅で楽しむ方も多いのではないでしょうか。市販のうなぎのかば焼きをご自宅でよりふっくら美味しく味わうコツについて、少しご紹介します。
まず、うなぎを軽く洗い流します。うなぎの表面についている脂やタレは、時間がたって酸化して臭みの原因になるので、できるだけ洗い流した方がより美味しくなるとのこと。水よりちょっと温度の高いぬるま湯を使った方が、油分を落としやすいかもしれませんね。うなぎが崩れやすいので取扱注意です! そのあとコンロのグリルで焼き直したり、フライパンに少し水を入れフタをして蒸し焼きにすると良いでしょう。レンジでそのまま温めるより美味しいはずです。ぜひお試しください。

4.丑の日の”う”
土用の丑の日は、うなぎ以外にも”う”のつく食べ物を食べると良いとされています。うどん・ウリ・梅干し・牛肉(うし)・うずらの卵・・・などなど。弊社のある福山市の郷土料理”うずみ”も”う”がつきますね。
”土用の丑の日”は春夏秋冬すべての季節の変わり目の時期にありますが、夏の土用の丑の日の風習は、日本の蒸し暑い夏を健やかに過ごすための知恵といえるでしょう。土用の丑の日を美味しく楽しみ、暑い夏を乗り切りましょう!
