後悔しない中古物件の選び方
こんにちは。サードブレインです。
マイホームの購入を検討している方の中には、“新築よりコスパがいいから中古住宅を買いたい!”という方もいらっしゃるのではないでしょうか。たしかに新築より費用が抑えられるというメリットはありますが、中古住宅には新築とは違った注意点があるのも事実。今回は、後悔しない中古住宅選びのための“確認しておきたい5つのポイント”についてご紹介したいと思います。

1.築年数だけで判断しない
中古住宅の情報の中で、まず気になるのが“築何年か”という数字。しかし、築年数=家の状態ではありません!
チェックポイント
- しっかりメンテナンスされているか?
- 外壁や屋根、水回りなどは修繕されているか?
- 白アリや雨漏りの痕跡はないか?
築年数がそれほど経っていなくても手入れされていなければ傷みが進んでいることもありますし、多少古くてもリフォーム済みなら快適に住めます。

2.建物の構造と耐震性はどうか
築年数の経っている古い中古住宅の中には、旧耐震基準(1981年以前)で建てられた物件もあります。
チェックポイント
- 旧耐震基準の家は耐震補強が必要な場合があるので要確認
- 建物構造(木造、鉄骨造など)によって劣化のスピードや修繕費も変わるので要確認
- 耐震診断・耐震補強をしているかどうか?
実施されていない場合もありますが、あれば“耐震診断報告書”や“既存住宅状況調査報告書(インスペクション)”を確認しましょう。

3.リフォーム費用を事前に想定する
“安く買って自分好みにリフォームしたい!”という声は多いですが、想定より費用がかかることもあります。
- リフォーム費用の目安(例)
- 水回り(キッチン・浴室・トイレ)・・・50〜150万円
- 床・壁紙の張り替え・・・20〜80万円
- 外壁・屋根・・・100〜200万円
- フルリノベーション・・・500万円以上になることも!
物件価格だけでなく、トータルの予算で考えることが大切です。

4.周辺環境やインフラはどうか
物件自体が良くても、周辺の住環境が合わないと長く住み続けるのは難しいものです。
チェックポイント
- ゴミ出しのルールは?(地域によってかなり違います)
- 隣近所との距離感や騒音について(生活リズムや家族構成などで変わってきます)
- 交通量、通学路の安全性は? 併せて道路の幅員や、車の出入りが容易にできるかなども確認
- スーパー・病院・公共施設などへのアクセスはどうか?
平日・休日・昼・夜と時間帯を変えて、数回にわたって現地を見るとよりわかりやすいでしょう。

5.住宅ローン・保険の条件が新築と違うことも・・・
中古住宅は新築と比べて、住宅ローンや火災保険の条件が少し異なる場合があります。
具体例
- 築年数によってはローン審査が厳しくなる
- 火災保険の保険料は、新築より高くなることもある
- フラット35は築年数に制限がある(リノベーション済みなら対象になる場合もあり)
ローン利用予定の方は、事前に金融機関へ相談しておくと安心です。

いかがでしょうか。重要なのは、中古住宅を価格や見た目“だけ”で選ばないこと!築年数・建物の状態やメンテナンス履歴・耐震性・建物構造・購入後のリフォーム費用・周辺環境・ローンや保険などなど、しっかりチェックしましょう。中古住宅は“物件ごとの個性が強い”のが特徴です。気になる物件があれば、担当の不動産会社のスタッフと一緒に確認することをおすすめします。

